「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」を観たときの感動

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いくつかの映画を観ていますが、自分の中のベスト10に入る作品として、「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」を観たときの感動は忘れることはできません。 「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」は女性を強姦し、殺害をした罪で死刑を宣告された大学の元教授同僚だった男に女性記者が死刑までの期間に取材をするというストーリーです。 冷酷そうな態度で死刑の執行を待つ、殺人の罪を言い渡された男が凶器に満ちているものの、実は取材をしていくなかで彼が死刑反対団体の一人であることがわかり、記者はこの事件には何かがあると思い始めます。 だんだんと彼が冤罪ではないかと思い、殺人を犯したという当時の話を参考にさまざまな方面で彼の冤罪を証明しようと奮闘する姿はハラハラさせれます。 冤罪であるのであればなぜ彼が訴えないのかなど、見ていて冤罪であれば証言したらいいのにと思いながらも、記者である女性の勘違いではないだろうか、実際に殺したという証拠はあり、男も殺しをしそうなほど湿っぽい態度で平然としている姿を見ると、愉快犯としか思えずにいたのですが、だんだんとストーリーの展開が思っていた結果とは異なる結果に進んでいき、全く展開が読めないストーリー構成はサスペンスというだけでは収まらないほどドラマ性がありました。 始めは犯罪者にしか見えなかった男に対して、こちらまで冤罪ではないだろうか、否、彼が犯人でなかったら説明できないことばかりではないかとラストまでの30分は瞬きすることすらももったいないと感じるほど、急激に真相がわかっていきます。 日本ではなかなか死刑についての意見を語り合うことはなく、死刑が良いのか悪いのかなどを取り上げた映画などはありません。 その面でもアメリカらしい作品であり、死刑についてこの映画を観て初めて死刑について考えさせられました。